司法書士と行政書士、どっちに相談?まず結論から
「相続手続きが始まったけど、誰に相談すればいいんだろう…」
「会社を作りたいけど、司法書士と行政書士、どちらが適切なの?」
こうした手続きの入り口で、相談先を迷ってしまう方は少なくありません。専門家選びを間違えて、時間や費用を無駄にしたくない、そう思うのは当然のことです。
当事務所なら「どちらに相談か」で迷う必要はありません
まず、この記事の結論からお伝えします。司法書士法人・行政書士事務所である当事務所にご相談いただければ、「どちらに相談すべきか」で迷う場面を減らせます。
なぜなら、当事務所には司法書士と行政書士の両方の専門家が在籍しているからです。不動産や会社の「登記」が関わる手続きも、役所への「許認可申請」が関わる手続きも、最初の窓口は一つです。
ご相談内容をじっくりお伺いした上で、当事務所が責任を持って最適な手続きの道筋をご案内します。「相談先を間違えたらどうしよう…」という不安は、ここで解消してください。
この記事を最後までお読みいただければ、司法書士と行政書士の具体的な違いはもちろん、あなたの状況に合わせた最適な相談先の選び方が明確にわかるはずです。
【早見表】司法書士と行政書士の役割と得意分野
まずは、両者の基本的な違いを大まかに掴んでおきましょう。一番の違いは、手続きの「提出先」です。

| 観点 | 司法書士 | 行政書士 |
|---|---|---|
| 主な提出先 | 法務局(登記所)、裁判所 | 官公署(都道府県、市役所、警察署など) |
| 得意な手続き | 不動産・会社の登記、相続、成年後見 | 事業の許認可、在留資格、契約書作成 |
| 資格の根拠法 | 司法書士法 | 行政書士法 |
簡単に言えば、「登記」や「裁判所」に関わることは司法書士、「役所の許可」に関することは行政書士、と覚えておくと分かりやすいでしょう。しかし、実際の手続きではこれらが複雑に絡み合うことが多いため、次の章で具体的なケースを見ていきましょう。
【相談内容別】これは司法書士?行政書士?最適な相談先を解説
ここからは、皆さまが実際に直面するであろう具体的なケースごとに、どちらの専門家に相談するのが最適か、そしてどのように連携するのかを詳しく解説します。
ご自身の状況と照らし合わせながら読み進めてみてください。これらの相談事例の全体像については、相談事例・お悩みパターン集で体系的に解説しています。
ケース1:相続手続き(不動産がある場合)
ご家族が亡くなり、相続財産に土地や建物などの不動産が含まれている場合、その名義を相続人に変更する「相続登記」が必要になります。
相続登記は相続人ご自身で申請することもできますが、報酬を得て登記申請を代理して行えるのは、原則として司法書士(または弁護士)に限られます。
そのため、不動産を含む相続では、まず司法書士に相談するのが最もスムーズです。司法書士は、戸籍謄本の収集から、相続人全員の合意内容をまとめた「遺産分割協議書」の作成、そして法務局への登記申請まで、一連の手続きを主導できます。
もし、故人が事業を営んでおり、その許認可を引き継ぐ必要がある場合には、行政書士との連携が必要になります。しかし、最初に行政書士事務所に相談してしまうと、結局、登記のために司法書士を探すことになり、二度手間になってしまう可能性があります。
最初から当事務所のようなワンストップ事務所にご相談いただければ、相続登記を軸に必要な手続きを整理し、無駄なく進めることが可能です。
より具体的な手順については、不動産・相続の総合相談窓口|全国の不動産名義変更に対応・尼崎で相談可能をご覧ください。
ケース2:会社・法人の設立
会社や法人を設立する手続きは、司法書士と行政書士が密接に連携する典型的なケースです。
- 司法書士の役割:法務局への「設立登記」の申請代理
- 行政書士の役割:会社の根本規則である「定款」の作成、事業に必要な「許認可」の申請
例えば、建設業や飲食業を始める場合、ただ会社を設立するだけでは事業を開始できません。行政から「建設業許可」や「飲食店営業許可」を得る必要があります。
そして、これらの許認可を得るためには、会社の定款の「事業目的」欄に、適切な文言を入れておく必要があります。
登記の知識しかないと許認可を見落とし、許認可の知識しかないと登記がスムーズに進まない、という事態に陥りがちです。
当事務所のようなワンストップ事務所であれば、許認可の要件から逆算して最適な定款を作成し、設立登記まで一貫してサポートするため、手戻りのないスムーズな会社設立が実現できます。
詳しい手順については、会社設立・許認可のワンストップ支援|登記と建設業許可をまとめて対応をご覧ください。
ケース3:不動産の売買や贈与
個人間での不動産売買や、親子間での生前贈与などで不動産の名義を変更する「所有権移転登記」は、ご本人が申請することもできますが、報酬を得て登記申請を代理して行えるのは、原則として司法書士(または弁護士)に限られます。
司法書士は、売買契約書や贈与契約書の作成支援から、法務局への登記申請、金融機関が関わる決済(代金の支払いと書類の受け渡し)の場への立ち会いまで、不動産取引の安全を確保する重要な役割を担います。
通常は司法書士が単独で対応することが多いですが、例えば売買する土地が「農地」である場合など、行政の許可(農地転用許可)が必要になるケースがあります。このような複雑な案件では行政書士との連携が不可欠となり、ワンストップ事務所の強みが発揮されます。
より具体的な手順については、暮らしの法律トラブル|不動産売買・離婚・金銭トラブルなどをご覧ください。
ケース4:許認可の申請(建設業・飲食業など)
建設業、飲食業、古物商、運送業など、特定の事業を始めるためには、管轄の官公署(役所)から「許認可」を得る必要があります。この許認可申請の書類作成や代理申請は、行政書士の専門分野です。
行政書士は、ただ書類を作成するだけでなく、膨大で複雑な許認可の要件をクリアするためのコンサルティングや、行政との事前協議など、専門的な知見を活かして手続きをサポートします。
また、外国人雇用における在留資格(就労ビザ)申請における在留資格(就労ビザ)の申請も行政書士の重要な業務の一つです。
許認可の申請と同時に、会社の役員変更や事業目的の変更といった登記手続きが必要になることも少なくありません。このような場合も、司法書士と連携することで、ワンストップで対応が可能です。
(参考:飲食店開業の諸手続き | J-Net21[中小企業ビジネス支援サイト])
ケース5:成年後見の申立て
認知症などで判断能力が不十分になった方の財産を守るため、家庭裁判所に「成年後見人」を選任してもらう手続きがあります。この家庭裁判所への申立て書類の作成は、司法書士の業務範囲です。
行政書士の法定業務は官公署に提出する書類の作成・手続支援が中心です。成年後見の申立てのように家庭裁判所への手続が中心となる場面では、司法書士(または弁護士)に相談するのが一般的です。
そのため、成年後見制度の利用を検討している場合は、司法書士に相談する必要がありますので、相談先を間違えないように注意しましょう。
司法書士は、申立ての準備から、場合によっては後見人の候補者として就任するところまで、幅広くサポートすることができます。より具体的な手順については、認知症対策・親の財産管理|成年後見や家族信託の活用相談をご覧ください。
(参考:後見開始の申立書 | 裁判所)
司法書士と行政書士の費用相場は?料金体系の違い

専門家への依頼で気になるのが「費用」です。司法書士と行政書士では、料金の決まり方が少し異なります。
ここで大切なのは、専門家への「報酬」のほかに、国に納める税金などの「実費」が別途かかるという点です。
当事務所の詳しい料金体系については、料金一覧で体系的に解説しています。
司法書士の費用目安(相続登記・会社設立)
司法書士の報酬は、手続きの種類や対象となる不動産の価格(固定資産税評価額)などによって変動することが一般的です。
- 相続登記:報酬は事案(不動産の数・相続関係の複雑さ等)や事務所により異なります。別途、実費として登録免許税等がかかります。
- 会社設立登記:報酬は設立形態や事案、事務所により異なります。別途、会社形態に応じて定款認証手数料(株式会社の場合)や登録免許税などの実費がかかります。
行政書士の費用目安(許認可申請・書類作成)
行政書士の報酬は、許認可の種類ごとに定額で設定されていることが多いです。
- 建設業許可申請:報酬は許可区分や業種数、事案、事務所により異なります。別途、申請手数料などの実費がかかります。
- 遺産分割協議書作成:報酬は相続人の数や財産の内容、事務所により異なります。
ワンストップ依頼で費用を抑えられるケースとは?
「それなら、安い方に頼んだ方が得なのでは?」と思うかもしれません。しかし、手続きの全体像を見ないと、かえって割高になってしまうケースがあります。
例えば、不動産を含む相続手続きを行政書士に依頼したとします。行政書士は戸籍収集や遺産分割協議書の作成はできますが、最後の相続登記はできません。
そのため、あなたは改めて司法書士を探し、再度同じような説明をして、登記を依頼することになります。結果的に、専門家ごとに報酬が発生し、「二重の費用」がかかってしまうのです。
最初から当事務所のようなワンストップ事務所にご依頼いただければ、戸籍などの必要書類を共通で使い、手続きを効率化できるため、トータルのコストを抑えられる可能性があります。
司法書士と行政書士のダブルライセンス・連携のメリット
当事務所のように、司法書士と行政書士が連携する体制は、単に「便利」というだけではありません。お客様にとって、より本質的な価値を提供できると考えています。
依頼者にとってのメリット:窓口一本化と手続きの最適化
依頼者の方にとってのメリットは、大きく分けて2つあります。
- 時間的・心理的負担の軽減:「この件はあちらの先生に…」といった専門家間の「たらい回し」がなく、窓口が一つで済みます。何度も同じ説明をする必要もありません。
- 手続き全体の最適化:会社設立の例で見たように、「登記」と「許認可」は密接に関連しています。片方の視点だけでは、将来的なリスクを見落としたり、手戻りが発生したりする可能性があります。両方の専門家の視点を融合させることで、手続き全体を最適化し、手戻りを減らしながらゴールを目指します。
専門家としてのメリット:提案の幅と質の向上
専門家自身の視点から見ても、連携には大きなメリットがあります。それは、お客様への提案の「幅」と「質」が格段に向上することです。
司法書士の知識だけでは気づけない許認可の論点、逆に行政書士の知識だけでは見過ごしてしまう登記上の注意点など、互いの専門性を掛け合わせることで、より複合的で精度の高いコンサルティングが可能になります。この専門知識のシナジー効果こそが、当事務所が提供するサービスの質の高さを支えているのです。
注意:弁護士や税理士が必要になるケース
司法書士や行政書士も万能ではありません。対応できる業務には法律上の範囲が定められています。誠実な情報提供として、私たちでは対応できないケースについても正直にお伝えします。
「争い」がある場合は弁護士へ相談
専門家選びで最も重要な分岐点の一つが、当事者間に「争い(紛争)」があるかどうかです。
例えば、遺産分割協議で相続人同士の意見がまとまらず揉めている、契約トラブルで相手方と交渉してほしい、といったケースです。このように、他人の法律トラブルに代理人として介入し、交渉や訴訟を行うことは、原則として弁護士の独占業務です(非弁行為の禁止)。
司法書士や行政書士は、あくまで円満な合意形成のサポートや、合意に基づいた書類作成を行うのが役割です。もしご相談の段階で「争い」の可能性がある場合は、弁護士への相談をおすすめします。
相続税の申告は税理士の独占業務
相続財産の総額が一定の基礎控除額を超える場合、税務署へ「相続税」の申告と納税が必要になります。この税金の計算や税務申告、税務相談は、税理士の独占業務です。
司法書士は「登記」、税理士は「税金」の専門家として、明確な役割分担があります。当事務所では、相続税に強い税理士とも緊密に連携しておりますので、相続税の申告が必要になりそうな場合でも、窓口一つで適切な専門家へお繋ぎすることが可能です。
例えば、相続した不動産の売却に伴う譲渡所得税の相談なども、税理士と連携して対応します。
まとめ:手続きのゴールから逆算して相談先を選ぼう
ここまで、司法書士と行政書士の違いについて、様々な角度から解説してきました。最後に、相談先を選ぶ際のシンプルな判断基準をまとめます。
- 「登記」が最終ゴールなら → まずは司法書士
- 「許認可」が最終ゴールなら → まずは行政書士
- 両方が絡む、または何から手をつけて良いか分からないなら → ワンストップ事務所
多くの方は、ご自身の悩みがどの手続きに繋がるのか、判断がつかない状態だと思います。そんな時こそ、当事務所のような司法書士・行政書士が揃った事務所を頼ってください。
あなたの話にじっくりと耳を傾け、複雑に絡み合った糸を解きほぐし、ゴールまでの最適な道筋を照らし出すのが私たちの役目です。最初の一歩を踏み出すお手伝いをさせていただければ幸いです。