家族信託は遺言書と比べると、契約内容を当事者同士で決めることが多く、大変手間もかかり、専門家に頼んだ場合には報酬も支払わなくてはいけません。
裏を返すと、遺言書は誰に相談することもなく、一人で内密に作成することができますが、家族信託は親子・家族、場合によっては親族とも話し合い、納得した上で合意しなければならないということが言えます。
後々に家族間でもめないようにしておくことは残された人にとっても、非常に大切なことです。
家族信託には、今まで親子・家族間では言えなかった財産について前向きに話し合うきっかけにきっとなることでしょう。
